戸上隼輔の使用用具まとめ|ラケット・ラバーの特徴を卓球専門店が解説(2026年6月時点)

※この情報は2026年6月時点のものです。用具は変更される場合があります。

Q. 戸上隼輔は2026年6月時点でどんな用具を使っているの?

日本の卓球界を牽引する若きエース、戸上隼輔選手。そのダイナミックな両ハンド攻撃と、コート全体をカバーするフットワークは、観る者を魅了し続けています。2026年全日本選手権ランキング選手としての地位を確立し、さらなる高みを目指す彼の使用用具は、多くの卓球ファンやプレイヤーにとって大きな関心事でしょう。

戸上選手は、その超攻撃的なプレースタイルを最大限に活かすために、どのようなラケットとラバーを選択しているのでしょうか?今回は、2026年6月時点での戸上隼輔選手の使用用具を徹底解剖し、その特徴や一般プレイヤーが使用した場合のメリット・デメリットまで、いしかわスポーツが詳しく解説していきます。

選手プロフィール

戸上隼輔選手は、井村屋グループに所属する日本のトッププレイヤーです。2026年全日本選手権においてランキング選手としてその実力を示しており、今後の国際大会での活躍も大いに期待されています。彼のプレースタイルは、まさに「超攻撃型」と呼ぶにふさわしいものです。

特に目を引くのは、前陣での鋭いチキータと、中陣からのパワフルな両ハンドドライブ。相手のサービスやレシーブを積極的に攻め、一瞬にして主導権を握るその攻撃力は、世界トップレベルでも通用する破壊力を持っています。また、ドライブだけでなく、台上技術の巧みさや、カウンタードライブの精度も非常に高く、あらゆる局面でポイントを奪う能力に長けています。

戸上選手は、恵まれたフィジカルと天性の卓球センスに加え、飽くなき探求心と練習量で常に進化を続けています。彼のプレーからは、常に勝利への強い意志と、卓球に対する情熱が感じられます。その攻撃的なプレースタイルは、使用する用具にも色濃く反映されており、最高のパフォーマンスを引き出すための選択がなされていることが伺えます。

使用ラケットの特徴

戸上隼輔選手が使用しているラケットは、バタフライの「樊振東 ALC FL」です。このラケットは、世界チャンピオンである樊振東選手の名前を冠するモデルであり、その性能の高さは折り紙つきです。

樊振東 ALCの素材と構造

「樊振東 ALC」の最大の特徴は、その名の通り「アリレートカーボン(ALC)」という特殊素材が搭載されている点です。ALCは、木材の合板の間に挟み込まれる形で配置されることが多く、このラケットもインナーファイバー構造(アウターではなく、より中心に近い位置にALCが配置されている)を採用しています。

  • アリレートカーボン(ALC)の特性: ALCは、適度な弾みと、球持ちの良さ、そして優れた振動吸収性を兼ね備えています。これにより、打球時にボールをしっかりと掴む感覚があり、回転をかけやすく、安定したドライブを打ちやすくなります。また、カーボン特有の弾きの良さも持ち合わせているため、スピードボールも出しやすいという、まさに攻撃と安定性のバランスが取れた素材と言えます。
  • インナーファイバー構造のメリット: インナーファイバー構造は、木材の打球感を活かしつつ、ALCの特性を付加することで、より「しなやかさ」と「球持ちの良さ」を感じさせます。これにより、強打時にはALCの弾みで威力を発揮し、軽打時には木材に近い感覚でコントロールしやすくなるため、幅広い技術に対応できる汎用性の高さが魅力です。

グリップ形状(FL)

戸上選手が使用しているのは、フレア(FL)グリップです。FLグリップは、手元から先端に向かって緩やかに広がる形状をしており、多くのプレイヤーにフィットしやすいとされています。握り込んだ際の安定感と、手首の自由な動きを両立させることで、フォアハンド、バックハンド双方においてスムーズなスイングを可能にします。

戸上選手のプレースタイルとの相性

戸上選手の超攻撃的なプレースタイルにおいて、「樊振東 ALC」はまさに理想的なパートナーと言えるでしょう。ALC特有の弾みと球持ちの良さは、彼のパワフルな両ハンドドライブにさらなる威力と安定性をもたらします。特に、前陣での高速ラリーや、中陣からの決定力のあるドライブ、そしてカウンタープレーにおいて、このラケットの高い性能が存分に発揮されていると考えられます。しなやかさがあるため、チキータなどの台上技術においても、ボールをコントロールしやすく、質の高い回転をかけることができるのです。

使用ラバー(フォア・バック)の特徴

戸上隼輔選手は、フォアハンドとバックハンドの両面に、VICTASの「ザイア03(2.7)」を使用しています。両面に同じラバー、しかも特厚(2.7mm)を使用するという選択は、彼のプレースタイルが両ハンド攻撃を基盤としていることを強く示唆しています。

ザイア03のコンセプトと技術

「ザイア03」は、VICTASが誇る最新技術を投入したハイエナジーテンションラバーです。その開発コンセプトは「威力と回転の両立」にあり、現代卓球における攻撃的なプレーに特化して設計されています。

  • シートの特性: 「ザイア03」のシートは、ボールをしっかりと掴む高いグリップ力が特徴です。これにより、打球時にボールが滑ることなく、確実に回転をかけることができます。特にドライブをかける際に、ボールがシートに食い込むような感覚があり、質の高いドライブを生み出します。
  • スポンジの特性(ハイエナジーテンション): 「ザイア03」に採用されているスポンジは、硬度と反発力のバランスが非常に優れています。VICTAS独自の「ハイエナジーテンション」技術により、スポンジ内部に高い張力がかけられており、少ない力でもボールが強力に弾み、スピードと威力を生み出します。また、打球時のエネルギーロスを最小限に抑えることで、ボールに効率よくパワーを伝えることが可能です。
  • 厚さ2.7mm(特厚)の恩恵: 戸上選手が選択している2.7mmは、ラバーのラインナップの中でも最も厚い「特厚」に分類されます。この厚さのスポンジを使用することで、ラバーが持つ最大級の弾みと威力を引き出すことができます。ボールに当たる面積が増え、より深く食い込ませることができるため、ドライブの威力やスピードが格段に向上します。一方で、そのコントロールには高い技術が要求されます。

戸上選手のプレースタイルとの相性

戸上選手が両面に「ザイア03(2.7)」を使用しているのは、彼の強烈な両ハンド攻撃を最大限に活かすためです。このラバーの高いグリップ力と強力な弾みは、戸上選手の放つチキータやドライブに、圧倒的な回転量とスピード、そして威力を与えます。特に、現代卓球で重要視される、前陣での高速ラリーや、中陣からの決定打において、ザイア03の性能は不可欠な要素となっているでしょう。

両面に同じラバーを使うことで、フォアとバックの打球感が統一され、どのような体勢からでも同じ感覚でボールを処理できるというメリットもあります。これにより、戸上選手は常に安定した質の高い攻撃を繰り出すことができ、相手に隙を与えることなく攻め続けることが可能になるのです。

このラバー・ラケットを一般プレイヤーが使うと?

戸上隼輔選手が使用する「樊振東 ALC」と「ザイア03(2.7)」の組み合わせは、まさにトッププロ仕様の最高峰セットアップです。この強力な用具を一般プレイヤーが使用した場合、どのようなメリットとデメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

メリット

  • 圧倒的な攻撃力:
    • ドライブの威力向上: 樊振東 ALCの弾みとザイア03の強力な反発力により、非常に威力のあるドライブを打つことができます。特に、スイングスピードが速いプレイヤーであれば、プロのようなスピードと回転を兼ね備えたボールを体感できるでしょう。
    • スピードボールの生成: ラケットとラバー双方の高い弾性により、スマッシュやミート打ちのスピードも格段に向上します。相手を置き去りにするような高速ボールで得点を狙える可能性が高まります。
  • 高い回転性能:
    • 質の高いループドライブ・チキータ: ザイア03の優れたグリップ力は、ボールをしっかり掴み、非常に質の高い回転をかけることを可能にします。ループドライブで相手を崩したり、チキータで積極的に先手を取ったりする際に、その効果を実感できるでしょう。
  • モチベーションの向上:
    • 憧れのトップ選手と同じ用具を使うことで、練習や試合へのモチベーションが向上し、より高いレベルを目指す原動力になることがあります。

デメリット・注意点

  • コントロールの難しさ:
    • オーバーミスの増加: 樊振東 ALCとザイア03(2.7)は、共に非常に弾みが良い用具です。そのため、スイングスピードや打球点の調整が不十分な場合、ボールがオーバーしてしまったり、意図しない方向に飛んでしまったりするリスクが高まります。特に、中級者以下のプレイヤーにとっては、安定してコートに収めることが非常に難しく感じるかもしれません。
    • 繊細なタッチの難しさ: 台上技術やツッツキなど、繊細なボールタッチが求められる場面では、ラバーの反発が強すぎてボールが浮きやすくなる傾向があります。
  • 技術レベルの要求:
    • この組み合わせは、ラケットのしなりを最大限に活かし、ラバーのテンションを使いこなすために、高いスイングスピードと正確な打点、そして優れたボディバランスが求められます。単に用具を変えただけでは、その性能を引き出すことは難しいでしょう。
  • 体力的な負担:
    • 一般的に、特厚ラバーと高性能ラケットの組み合わせは、総重量が重くなる傾向があります。長時間の練習や試合では、腕や肩への負担が大きくなり、疲労が蓄積しやすくなる可能性があります。
  • コスト:
    • トップモデルのラケットとラバーは、価格も高価です。万が一、自身のプレースタイルに合わなかった場合のリスクも考慮する必要があります。

推奨されるプレイヤー像

この組み合わせは、以下のようなプレイヤーに特におすすめできます。

  • 卓球歴が長く、高いスイングスピードとパワーを持つ上級者。
  • 両ハンドドライブを主体とし、積極的に攻撃を仕掛けるプレースタイルの選手。
  • 競技志向が非常に高く、プロレベルの用具で自身の限界に挑戦したいと考えるプレイヤー。
  • 打点の早い攻撃や、カウンタープレーを得意とする選手。

もしあなたが中級者以下で、戸上選手と同じ用具に興味がある場合は、まずはラバーの厚さを「中」や「厚」から試してみる、あるいは、もう少し弾みを抑えたラケットから始めるなど、段階的にステップアップしていくことをお勧めします。

いしかわスポーツからのアドバイス

戸上隼輔選手の「樊振東 ALC」と「ザイア03(2.7)」という組み合わせは、彼の超攻撃的なプレースタイルを支える、まさに最強のセットアップであることがお分かりいただけたでしょうか。ラケットのアリレートカーボンが持つ弾みと安定性、そしてラバーのザイア03が誇る圧倒的な威力と回転性能が融合することで、戸上選手はコート上で唯一無二の存在感を放っています。

しかし、このトッププロ仕様の用具は、その性能を最大限に引き出すために、高い技術レベルとフィジカルを要求します。一般のプレイヤーが用具を選ぶ際には、「憧れの選手と同じものを使いたい」という気持ちも大切ですが、それ以上に「自分のプレースタイルや技術レベルに合っているか」という点が最も重要になります。

いしかわスポーツでは、お客様一人ひとりの卓球ライフを豊かにするために、最適な用具選びを全力でサポートしています。戸上選手の使用する用具はもちろんのこと、初心者の方から上級者の方まで、あらゆるレベルやプレースタイルに合わせたラケットやラバーを豊富に取り揃えております。

「自分にはどんなラケットやラバーが合っているんだろう?」
「もっとドライブの威力を出したいけど、コントロールも捨てたくない」
「バックハンドが苦手なので、安定感を重視したい」

このようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度、いしかわスポーツにご相談ください。専門知識豊富なスタッフが、お客様の現在の技術レベル、得意なプレー、今後の目標などをじっくりと伺い、最適な一本をご提案させていただきます。実際にラケットを握ってみたり、ラバーの感触を確かめてみたりすることも可能です。

あなただけの「最強の組み合わせ」を見つけるお手伝いをさせていただければ幸いです。いしかわスポーツの店舗へお越しいただくか、オンラインショップでも商品の詳細情報やレビューをご覧いただけます。私たちと一緒に、卓球の楽しさをさらに深めていきましょう!

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